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私の心の限界が私の世界の限界である

アイマス知らない女の子と劇場版見に行ってきた件(ちょっと追記)

SSA終わった翌日、痛む身体を引きずってバルト9へ劇場版アイマス見に行ってきました。
一人じゃなくて、アイマスを(ほとんど)知らない女の子と。
いろいろ面白い話が聞けたし、本人の許可もいただけたのでブロマガに記事としてあげてみようかと。別に映画デートしたとかそういう自慢ではないです。ふへへ。

女の子のプロフィールはこんな感じ
・大学生、20歳
・アイドルオタク。後にも出てくるけど辻加護全盛期からのハロプロ好き。あと東京女子流
アイマスの知識はまったくないレベル(ニコニコでとかちを見たことがある程度)
・もちろんゲームもやったことないしアニメも見たことない。今回の劇場版が初めて触れるアイマスと言っていい。

というわけでインタビュー記事どうぞ。
なお、インタビューはバルト9と同じビル内にある「Brooklyn Parlor SHINJUKU」で行いました。一度行ってみたかったんですよここ。ハンバーガー美味しゅうございました、次行くときはゆっくりビール飲みながら壁一面に並べられた本を読みたいですね。

ーさて、映画見終わってどうでした?
「面白かったですねー。映画見るのは久しぶりだったんだけど、スクリーンでかいな、みたいな。あと予告が本編だと思わなかった(笑)千早とか出てきて、やっと『あ、本編だったんだ』と理解したくらい。あと、映画とかいつぶりかってくらいなんで音響とか感動しました。ライブのところとか、雨の音とかすごく良かったです」

ー内容としては?
最初普通に見てたけど、合宿パートあたりからアイドルオタにはたまらない展開になりました。普通にオタ目線で見ても理想型のアイドルだし、王道のストーリーだった。あと春香さんは王道アイドルですね。松田聖子タイプの」
(初見でそういうところ看破するあたり怖いぞこの子…)

ーどこらへんが王道?
「こちらサイド(アイドル好き)が抱いている幻想をすべてそのまま具現化した、みたいな。
どんな幻想かって言われると、すごい頑張ってる様子、努力の過程が見えるっていうところで、そういうのはファンとしてはたまらないですね。努力だけでもなく、そのなかにも挫折があったりとか、ちゃんとドラマ性があるところ。一言で言うと『人間臭い』っていう感じ?
普通の映画より面白いし、画作りもストーリーにも深みがありました」

アイマスに劇場版ではじめて触れてみての感想は?
「映画から入るのもアリだと思う。あれはアリですよ。一つも知らなくても、春香ちゃん覚えれば大丈夫。最初はアイマスって何なのかもわけわかんなくて、まず登場人物3人くらいかなと思ったらもっと多いのも初めて知ったし、千早も名前くらいしか知らなかったし、画を見て『この人どっかで見たことあるぞ』って思ったくらい。でも映画でだいたいそのキャラの人間性とか設定がよくわかったんで、ゲームより映画で入るのもアリです」

ーなるほど。じゃあ、その劇場版に至るまでのアイドル達はTV版アニマスで描かれているわけなんだけど、それは見てみたいと思う?
「見てみたいですね。再放送とかレンタルとかあると教えて貰ったんで」(教えました)
「あと、バックダンサーの子ってアニマスにも出てるんですか?」

ーいや、劇場版に登場したミリオンライブのキャラクター。誰かかわいい子いた?
「あのツインテの子クッソかわいいですね…(真顔)」

ー星梨花ね。歌も試聴できるからあとでYoutube見てみるといいよ(というわけで、ここでミリオンライブとシンデレラガールズの説明をする)
…ということで、実はあのEDの画は「アイマスの世界はこういう風に繋がってるんだよ」っていう例示になってるはずなんだよね
「なるほど。普通に『その後みんな活躍しました』だと思ってました。そうやって聞くと、あれは1回だけじゃ物足りないですね。アイマス知らない自分でもそう思うんでPが何回も見に行く理由が分かりました(笑)」

ーというわけで、さっき封筒もらったでしょ?実は今週の来場者特典があのエンディングカードなんだよね。開けてみようか。やった、千早だ。(小さく俺歓喜
「(カードを見ながら)美希かわいいですね…めっちゃかわいい」

ーそういえば、劇場版で印象に残った子はいる?やっぱり春香?
「それよりも個人的に美希ですねー」(美希好きな女性って本当に多いなあ)
「で、アイマスってなんで765プロなんですか?今ってバンナムなんじゃないんですか?」

ーそうそう、最初はアーケードからなのよ(というわけで軽くアイマスの歴史の流れを説明)
「なるほど!それが今の課金に繋がるんですね」(そこまで言ってやるなー!)
「となると、今のアイマスの主戦場ってどこなんですか?」
ービジネスという話ならソーシャルだなあ。でもアイマスの世界って基本パラレルワールド展開なんで、それぞれのPがそれぞれのフィールドにいるね。そういうところで昨日のライブは良かったよ、いろんなPもいろんなアイドルもいて面白かった
アイマスってそのあたりに強みありますよね。中の人と合わさって3次元化できるっていう。現実に映し出せるっていいなあ、と。あとビジネスチャンスが広がる(笑)」

アイマスはそういう「中の人とキャラが溶け合う」のが特徴的ではあるね。例えば中の人の好みがキャラに反映されたりするんで。
「今までにないですね。面白い。知れば知るほど面白いと思う。あとライブで思い出したけど、名曲多いですよね」

ーうん、その時々のコンテンツによってキラーチューンというかアンセムはあるよね。今回の劇場版では「M@STERPIECE」がそれに当たるんだけど、そうじゃなくてもいい曲いっぱいあるし、Pがリクエストするカバー曲もある。例えば千早の「小さきもの」とかね。
「ああー、キャラにあってる。なるほど。そりゃPになりたくなりますわ」

ーあと、ごはん食べながらこういう質問するのもどうかと思うんだけど(もぐもぐ)、可奈がストレスから過食になっちゃうエピソードってどう思った?
「うーん、まあわかるよね、くらいの感想ですかね。自分はあんまり過食しないし、ストレスへの対処は泣くか寝るか逃げるかなので。でも学校にもそういう子いたし、最近なんかあったんだな、みたいな。受験でやせ細ったり太ったりして。苦労してるんだなあみたいな(苦笑)。気持ちはわかるってところですかね」

ーあと何か思ったところってあるかな?
「リアルアイドルと一緒にするのもどうかと思うんだけど、AKBとアイマスって原点同じところにある気がしますねー」

ーふむふむ。成功譚とか成長物語としてはAKBに近い物はあるっていうのはわかる。けど、ノリはモー娘。だよね
「ああー(納得顔)。そういえばライブの振り見て思ったんですけど、最近のアイドルと同じ振り付けがけっこうあって、スタッフロール見たら能登有沙さんで納得しました。能登さん昔から好きだったんですよ、ハロプロ卒業した中でけっこう成功した子だし。自分もあれーって思ったんです。振り似てるなーって思ったんですよ、そしたらその通りだった(ドヤ顔)」

ーあと、あえて言うなら、ということで「ここが悪かった」みたいなところってある?
「さっきも言ったけど、どこから本編か分からなかった(笑)予告なのか本編なのかわからないところくらいで、他に言うことないですね」

ー可奈が引きこもってからのシーン、冗長だと思わなかった?
「いや全然思わないです。あれぐらいの時間がちょうどいいし、逆にリアリティがあった。2時間あっという間だったですね。冗長だなと言うことも飽きることもなかったです。自分がアイドルオタじゃなかったとしても普通に面白かったと思う。ただのアニメの映画だと思ったら、かぎかっこ付きの『映画』でしたねー

ーほほー。それ初見で言う人ってあんまり聞いたことないなあ。Pのみんなはちょっと冗長だったなって思う人もいたのよねー、2回目以降手のひら返したけど(笑)。みんな初回はイレ込んで見て、そのあと4回も5回も見る(笑)
「いや自分も2回目見たくなります(笑)入れ込むのもわかる。間違いない。
まだ今年映画1本しか見てないけどこの映画はベストだと思います(笑)」

ーあと、さっきアニマスも見てみたいって話はあったけど、楽曲についてはどう思う?他の曲聞いてみようかなとか思う?
「それはすごくありますね」

じゃあ、ちょっと聞いてみる?(iPadでノーマルPVを見せてみる)
・待ち受けプリンス
「めっちゃモー娘。っぽい。今の娘。のアルバムに入っててもおかしくない、入ってたらヘビロテするレベル」
・乙女よ大志を抱け!
「これはアイドル曲。聞いた途端にテンションが上がる。これもハロプロというか、地下系にありそう(笑)」
・風花
「これみのりんっぽいですねー」みのりんっぽいって感想初めて聞いたかも!)

ーさて、何曲か聞いてもらったんだけど。
「やっぱり良曲多いですね、でも今一番聞きたいのはM@STERPIECEのフル盤。あれは神曲の域」

ーでさ、ここまで聞いといてなんだけどさ、これブロマガに書いていい?
「(爆笑)いいですよ」

というわけでご快諾いただいたのでした。なお、掲載にあたっての全責任は私にあることを明記いたします。いろいろ新鮮な視点や感想が得られてすごく刺激になりました。あとやっぱりM@STERPIECEの破壊力ってとんでもないんだなあ、としみじみ思った次第です。



ーーーー【追記】ーーーー
3/4 23:00現在、約54,000もの閲覧をいただいております。
自分の作ったニコマスですら1400再生がやっとというのに、この伸びにびっくりしたりおののいたりしてます。
こんなに多くの皆様にお読みいただき、コメントも頂き、本当にありがとうございます。
コメントも全て見させていただいておりますが、人の視点や感想は人それぞれで、もちろんそこには肯定も否定もいろんな意見があるし、批判も改善もゼロじゃない映画だと思っています。(自身としてもここはこうして欲しかったと思うところはありますし)

で、そういうところのもやもやした気持ち、どうすれば良くなったのか、どう接すれば良かったのか、どう見れば良かったのか。そもそも、そういう思いを抱くことが是か非か。もっと言えば、アイマスという世界と自分(個人)の関係性はどうすればいいのだろうか、と正直悩むこともありました。そういう自分の思いや悩みをRAPさんがブロマガ記事でまるっと言ってくれた気がして、これは是非読んで欲しいと深く思いましたので貼らせていただきます。



>自分はこの映画を褒めることも、disることもできる。どちらがいいですか?と相手に聞く事ができる。
>でも、これだけは断言できる。
>
>この映画に詰まっている制作スタッフ陣の愛情だけは本物です、と。


まだ見たことない人も、その「愛情」を感じに劇場へ足を運んでいただければ、そして語っていただければ、と切に思います。