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私の心の限界が私の世界の限界である

2022-2023シーズンPOGのこと

ドウデュースと武豊が恐るべき速さと鋭さで東京2400を差し切った驚愕から早くも1週間。「ダービーからダービーへ」の言葉通り、今週からは早くも2歳新馬戦の季節です。

 

2歳新馬の季節と言えば?
そう、POG(ペーパーオーナーゲーム)です。

というわけで今年も参加いたしましたPOG。身内主催のものから各社主催のものまで
さまざまと。
ここでは主に身内POGである「酔いどれPOG」のことをメインに、あと参加してるやつのことも書いていこうと思います。

 

まず昨年の結果を見てみましょう。

ひっど。

参加してからもう何年もたちますが重賞すら取れなかったのは今年が初めてですね…
勝ち上がり率が半分を割ったのも初めてです。

なお、すぱっとPOG地方競馬POG)。

こちらの集計期間はジャパンダートダービーまでなのですが、酔いどれPOGより少ない指名頭数でこの結果。

ひどくない?

 

ゆーいちさん、反省しました。
去年はあまりにも独自路線に走りすぎた。
今年は界隈のトレンドに背を向けず、なるべく向き合いましょう…と。
評判馬は評判馬としてきちんと扱いましょうと。
(そうやって裏に貼るから馬券も下手なんだよという自己批判も)
で、今回の指名の結果はこうなりました。

決めてたこととしては
オークスやダービー取れそうな、距離のもつタイプ
ロードカナロア安田隆行厩舎
・速攻系キンシャサ
・モーリス産駒を指名しすぎない
を中心に、勝ち上がり重視。応援したい馬は種牡馬や馬主、馬名で染めずに純粋に勝ってほしいのをメインに…という感じで。牡馬5位くらいはバット大振りしてもいいよ、みたいな。
それでは一頭ずつ解説していきましょう。

 

<ミーハー枠>※母か兄姉が国内G1勝ち馬
テンペスト(母シーザリオ
シーザリオ3年周期説(3年おきに強い馬が出る)というのがありまして、そちらに素直に従った結果です。母シーザリオ最後の仔でもありますし、やはり思い入れは強いです。牝馬の上位指名まで待ってたら間違いなく抽選になってしまうだろうし、牝馬1位は抽選になってでも強行したいのがいるし…。

<ドレフォン枠>※ドレフォン産駒限定
昨シーズンさんざん煽りながらジオグリフもデシエルトも指名しなかった我々が贖罪するための枠、でもあります。
サンライズフレイム(母マストバイアイテム)
一年ドレフォン産駒見てきましたが、勝ち鞍の比率を見てもやっぱりダートだろうということで指名。阪神D1800とかめっちゃ強いやんドレフォン産駒。
兄には全日本2歳優駿を制したドライスタウトもおり、期待感は十分持っていいんじゃないかと思います。交流重賞狙いたいですね。

<牡馬1位>
・ダノンプレジャー(母スピニングワイルドキャット)
おなじみダノン冠×ロードカナロア産駒×安田隆厩舎。これも1巡で指名しないと2巡以降のウェーバーでかっさらわれてしまう可能性が大きいだろうなと思って。全兄が届かなかった2歳最強&3歳短距離最強を。

牝馬1位>
・リバティアイランド(母ヤンキーローズ)
絶対1位指名したいと思っていたのはこの馬。トライマイベストEl Gran Senorクロスに加えて母系にBest in ShowとSex Appeal。ゲート試験合格済だし、じっくり王道路線で行ってほしいですね。距離も融通利きそうですし。

<新種牡馬枠>※今年産駒デビューの新種牡馬から選ぶ
・サトノクローク(父サトノクラウン、母トーコーユズキ)
指名しようと思っていたダイヤモンドハンズ(父サトノダイヤモンド、母メチャコルタ)がなんと牡馬1位でかっさらわれてしまったのでこちらに。トーコーユズキはディープインパクト産駒ですが、産駒はみんなダート短距離でギンギンにかっとばす傾向にあるのでこの馬もたぶんそうなるんじゃないかな…
あと、母トーコーユズキといえば上にクレヴァ―パッチという馬がいるのですが、この馬が2017年のHBAトレーニングセールで抜群の動きを見せて5500万で購買されたのがいまだに忘れられないのです。指名しながら勝手に感慨にふけっていた。

<非社台枠>
※酔いどれPOGの「非社台」=「社台ファームノーザンファーム追分ファーム白老ファーム、レイクヴィラファーム」以外の生産馬
・エリカフォンテーヌ(母ラストワルツ)
名門タイヘイ牧場産。おはようボンジュール!ではありません。坂路でも良く動いていて、この時期からきちんと動けているモーリス産駒はまあ信頼できるんじゃないかと。血統的にもモーリス×ゼンノロブロイ×カーリアンだし、芝2000あたりの重賞取ってオークス行けるといいなあ。

<外国産・持込馬枠>
・ユハンヌス(父Frankel、母Midsummer Fair)
ゴドルフィンがめちゃめちゃ推してくるのに乗っかりました。母が外国輸出→産駒を輸入という流れだと、媒体によって母名が「ミッドサマーフェア」だったり「Midsummer Fair」だったりでちょっと探しにくいという小ネタ。
今まで指名した外国産馬の中で活躍したのって父Frankelだけ(もっというとグレナディアガーズ)なんで、今年もFrankel産駒しか狙ってなかった。そのなかでもマイルくらいは大丈夫そうなこの馬を。昨シーズン指名したリタリエイションのリベンジでもあります。「復讐(リタリエイション)」の復讐ってもうわけわかんないですね。

<牡馬2位>
・シュバルツガイスト(母フリーティングスピリット)
キタサンブラック×全欧チャンピオンスプリンターでイクイノックスみたいなキレを持つ感じになったらいいなあ…という理由です。同じ配合だと母インヴィンシブルタッチもいたんですが情報がなさすぎ、こちらは余裕十分に稽古を消化できているとのことだったので。

<牡馬3位>
・セリエンホルデの20(父ロードカナロア
昨シーズンではデシエルトを所有していた「ラ・メール」が馬主、そして兄はシュネルマイスター。正直ここで取れるのめっちゃありがたかった。クワイエットドーン(母ウェイクミーアップ)も考えていたがウェーバーで先に取られていたし…

<牡馬4位>
・アッシュフォード(母ハーレクイーン)
ダービーに間に合うのかどうか、間に合ったとしても果たして厩舎が使ってくれるのかという不安はありつつも。母ラクレソニエールとどっちがいいかを考えていて、結果的にこっちになった…みたいな感じですかね。春デビューできてダービー間に合ったらいいですね。

<牡馬5位>
・ワキノバクシンの20(父レッドファルクス
がっつりバット振りに行った指名です。千葉セリで「ナック」冠の小松欣也氏が2046万円で落札。追い切り動画ではラスト100mで僚馬を一気に引き離した脚が素晴らしかったですね。ここのポジションはロゴデザイン(母ピンクガーター)も候補でした。

牝馬2位>
サファイア(母イサベル)
近藤英子名義の馬1頭欲しいな~って思ってたのと、血統的にマイル以上をこなせそうな感じではあるんですよね、4分の3アールドヴィーヴルですし。馬体の小ささは気になるけど、まあなんとかなるんじゃないかな…

牝馬3位>
・アルヴィエンヌ(母アルル)
若干の隠し玉的な。ダイワメジャー×Monson×デインヒルなら中山1600でめちゃくちゃ強そうな気配もあり、ゲートも合格済。この指名ではやてさんが唸ったので勝ちです(そういうゲームではない)。

牝馬4位>
・トラネスハープ(母ボシンシェ)
やっぱり欲しいぞ速攻系キンシャサ産駒。全姉ボルダーズビーチが未勝利ではあるのですが、あれは正直なところ使い方の問題だと思っているので…
函館開幕週デビュー予定でもあるので、我々の間では2億円の価値があることで有名な函館2歳S勝ちも可能性はある。

牝馬5位>
・ビターグラッセ(母アンソロジー
ここまできて牝馬2位~4位が短距離マイルに偏っていたので、長めの距離を走れそうな馬から。決してウマ娘のあれやこれやが理由ではないです。いやマジで。
アイリッシュパール(母ホームカミングクイーン)、もしくはいっそのこと短距離全振りでショウナンマラマ(母ムーンライトベイ)あたりも考えましたが、まあ先に取られますよね。

ウマ娘馬主枠>
・Yuzuruの20(父Air Force Blue)
母の読みは「ゆずる」じゃなくて「ゆうづる(夕鶴)」だそうで。「エア」の冠でおなじみ「ラッキーフィールド」(生産者名義は「Sekie Yoshihara & Tsunebumi Yoshihara」)のアメリカでの自家生産馬。すでに来日しています。馬主名義は確定していないのですが、上記のような経歴があって兄姉も「エア」冠で走っていればそれはもう決まったようなものでは…?それにサトノはもう指名しちゃったしなあ…。
ちなみに、「ヒシ」冠の馬で抽選が起こるだろうと読んでいたのですがなんと指名ゼロ。先が思いやられますね(俺の)。

<応援枠①>
・モーメントキャッチ(母シュシュブリーズ)
これを指名するのが今年のメインみたいなとこ、正直あります。
リアルダビスタの馬ですし、なにより「出資馬をPOGで指名する」というのも。
リアルダビスタももう5年かあ…長いようで短いなあ。この文章もニコ生見ながら書いてます。くぅちゃんかわいい。

<応援枠②>
・ワイズメアリー(母アオイスカーレット)
血統的応援枠。ブラックタイドディープインパクトの2×2という狂気配合です。ダビスタだと牧場長が不安そうな顔をします。2021年生まれの弟は父レイデオロだし、やっぱりウインドインハーヘアのクロスを作りたかったんじゃないかな…という読みです。にしても2×2て。おじいちゃん一緒て。

<応援枠③>
・コウセイ(母グッドプリン)
ゴールドアクターの初年度産駒のうちの1頭でもあります。地方ではゴールドアクター産駒の2歳がデビューしているのですが、本日現在6頭出走して2勝2着4回ってのは相当すごい。しかも初年度の登録頭数46頭と少なめ。
同じゴールドアクター産駒の母ポーカーアリスも考えたのですが、サマーセール1430万は応援枠として認められないのでは?という疑問もありこちら(セプテンバー330万)へ。

<ウマぶり枠>※界隈で指名されていない馬の中から選ぶ
・テツムーンの20(父ホッコータルマエ
HBAトレーニングセールからこの馬を。安心の山口ステーブル育成で良い伸び脚を見せながらもまだ余裕がありそうだった。シゲルさんが買ったのでどんな名前になるのか楽しみですね。(しかし、HBAトレーニングセールは馬の良しあし以前に「乗り役が日本人かインド人か」を考えなきゃならなくなったので、買う側はいろいろと悩ましくなったよなと思います)

続いて非社台POG。その名の通り非社台の馬だけでやるPOGです。本物の血統評論家とガチでやり合うPOGなので楽しいですね。指名はこちら。

※赤文字は倍率(指名者数が一定以上いると獲得賞金も減るというシステム)

こちらは取られて悔しかったナスノカンゲツ、もう走ってるポリゴンウェイヴ(母カヒリ)、そういえばこれ指名してなかったわって思ったハスラーを。母Beverage Queenは日本では唯一のGood Samaritan産駒で気になっています。ひょっとしたらダートのマイルあたりで化けるかも。

こちらは日刊競馬POG。異次元みたいなミーハー値を叩き出していますが、今年はそういう路線なんだから仕方ないですね。JRA-VANやらすぱっとPOGも参加していますが、あちらは前日までに指名可能なシステムなので指名馬を入れ替える可能性があるので掲載しないでおきます。

ここまで指名馬を解説してきましたが、

エピファネイア産駒全然いないのはなんででしょうね?????

それでは、来年のダービーまで楽しみましょう。(首をひねりつつ)