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私の心の限界が私の世界の限界である

競馬歴の浅い人にこそ読んでほしい『そしてフジノオーは「世界」を飛んだ』の話

障害競走の名馬のうち、引退式を行った馬は4頭いる。1頭は誰でも思い浮かべることができるだろう、昨年で引退したオジュウチョウサンである。

では残りの3頭はというと、
フジノオー
グランドマーチス
バローネターフ

の3頭である。そして本書はこの名誉ある1頭目フジノオーにまつわる物語だ。

フジノオーという競走馬のことを一言で言うならば、「オジュウチョウサン中山大障害を5連覇するはるか前の1960年代に、中山大障害を4連覇していた」という名馬である。そして、本書はフジノオーが当時としては異例中の異例であった海外遠征を敢行し、障害レースの最高峰「グランドナショナル」に挑戦するまでの物語である。

この本を、とりわけここ2~3年、すなわち「海外遠征が当たり前のように行われる時代」であり「障害界の絶対王者としてオジュウチョウサンが君臨していた時代」から競馬を見始めた人たちに強くお勧めしたい。

何よりも本書の刊行は2022年であり、前出の海外遠征で大競走を勝った日本産馬や、オジュウチョウサンのようなハードル王との歴史的な対照が容易であるということだ。
言うに及ばず、フジノオーが海外遠征を敢行した1960年代と現代とでは輸送の困難さに格段の違いがあるのだが、それでも共通していることは「馬は大きな生き物である」ということだ。

当たり前じゃん、と思われるかもしれないが、このことこそが大動物、しかも徹底的に鍛え上げられたアスリートを無事に海外へ運ぶこと、の最大の困難なのだ(その大きさゆえに…というエピソードも挟まれている)。

フジノオーといえば必ず語られる「下総中山駅置き去り事件」の話ももちろんあり、国内競馬における輸送事情の変遷という点も読み取ることができるだろう。

もちろん、フジノオーの活躍についても語られている。そして活躍と重なり合うように中山大障害の歴史、そして日本における障害競走の歴史も紐解かれている。障害競走の本場イギリスに範をとり、それでもイギリスとは全く別の道筋をたどる日本障害競走の歴史をぜひ読んでほしい。この本を読むことで、競馬、とりわけ障害競走をより深く観ることができるだろう。

一番お勧めしたいのは、最後の最後に書かれている文章。なんという素晴らしい締めくくり方だろう、という充実感、競馬と人の歴史を繰るときに味わえる満足感は極上のものだ。

…というわけで、辻谷秋人『そしてフジノオーは「世界」を飛んだ』は競馬初心者にこそオススメしたい、という文章でした。

 

 

 

2022-2023シーズンPOGのこと

ドウデュースと武豊が恐るべき速さと鋭さで東京2400を差し切った驚愕から早くも1週間。「ダービーからダービーへ」の言葉通り、今週からは早くも2歳新馬戦の季節です。

 

2歳新馬の季節と言えば?
そう、POG(ペーパーオーナーゲーム)です。

というわけで今年も参加いたしましたPOG。身内主催のものから各社主催のものまで
さまざまと。
ここでは主に身内POGである「酔いどれPOG」のことをメインに、あと参加してるやつのことも書いていこうと思います。

 

まず昨年の結果を見てみましょう。

ひっど。

参加してからもう何年もたちますが重賞すら取れなかったのは今年が初めてですね…
勝ち上がり率が半分を割ったのも初めてです。

なお、すぱっとPOG地方競馬POG)。

こちらの集計期間はジャパンダートダービーまでなのですが、酔いどれPOGより少ない指名頭数でこの結果。

ひどくない?

 

ゆーいちさん、反省しました。
去年はあまりにも独自路線に走りすぎた。
今年は界隈のトレンドに背を向けず、なるべく向き合いましょう…と。
評判馬は評判馬としてきちんと扱いましょうと。
(そうやって裏に貼るから馬券も下手なんだよという自己批判も)
で、今回の指名の結果はこうなりました。

決めてたこととしては
オークスやダービー取れそうな、距離のもつタイプ
ロードカナロア安田隆行厩舎
・速攻系キンシャサ
・モーリス産駒を指名しすぎない
を中心に、勝ち上がり重視。応援したい馬は種牡馬や馬主、馬名で染めずに純粋に勝ってほしいのをメインに…という感じで。牡馬5位くらいはバット大振りしてもいいよ、みたいな。
それでは一頭ずつ解説していきましょう。

 

<ミーハー枠>※母か兄姉が国内G1勝ち馬
テンペスト(母シーザリオ
シーザリオ3年周期説(3年おきに強い馬が出る)というのがありまして、そちらに素直に従った結果です。母シーザリオ最後の仔でもありますし、やはり思い入れは強いです。牝馬の上位指名まで待ってたら間違いなく抽選になってしまうだろうし、牝馬1位は抽選になってでも強行したいのがいるし…。

<ドレフォン枠>※ドレフォン産駒限定
昨シーズンさんざん煽りながらジオグリフもデシエルトも指名しなかった我々が贖罪するための枠、でもあります。
サンライズフレイム(母マストバイアイテム)
一年ドレフォン産駒見てきましたが、勝ち鞍の比率を見てもやっぱりダートだろうということで指名。阪神D1800とかめっちゃ強いやんドレフォン産駒。
兄には全日本2歳優駿を制したドライスタウトもおり、期待感は十分持っていいんじゃないかと思います。交流重賞狙いたいですね。

<牡馬1位>
・ダノンプレジャー(母スピニングワイルドキャット)
おなじみダノン冠×ロードカナロア産駒×安田隆厩舎。これも1巡で指名しないと2巡以降のウェーバーでかっさらわれてしまう可能性が大きいだろうなと思って。全兄が届かなかった2歳最強&3歳短距離最強を。

牝馬1位>
・リバティアイランド(母ヤンキーローズ)
絶対1位指名したいと思っていたのはこの馬。トライマイベストEl Gran Senorクロスに加えて母系にBest in ShowとSex Appeal。ゲート試験合格済だし、じっくり王道路線で行ってほしいですね。距離も融通利きそうですし。

<新種牡馬枠>※今年産駒デビューの新種牡馬から選ぶ
・サトノクローク(父サトノクラウン、母トーコーユズキ)
指名しようと思っていたダイヤモンドハンズ(父サトノダイヤモンド、母メチャコルタ)がなんと牡馬1位でかっさらわれてしまったのでこちらに。トーコーユズキはディープインパクト産駒ですが、産駒はみんなダート短距離でギンギンにかっとばす傾向にあるのでこの馬もたぶんそうなるんじゃないかな…
あと、母トーコーユズキといえば上にクレヴァ―パッチという馬がいるのですが、この馬が2017年のHBAトレーニングセールで抜群の動きを見せて5500万で購買されたのがいまだに忘れられないのです。指名しながら勝手に感慨にふけっていた。

<非社台枠>
※酔いどれPOGの「非社台」=「社台ファームノーザンファーム追分ファーム白老ファーム、レイクヴィラファーム」以外の生産馬
・エリカフォンテーヌ(母ラストワルツ)
名門タイヘイ牧場産。おはようボンジュール!ではありません。坂路でも良く動いていて、この時期からきちんと動けているモーリス産駒はまあ信頼できるんじゃないかと。血統的にもモーリス×ゼンノロブロイ×カーリアンだし、芝2000あたりの重賞取ってオークス行けるといいなあ。

<外国産・持込馬枠>
・ユハンヌス(父Frankel、母Midsummer Fair)
ゴドルフィンがめちゃめちゃ推してくるのに乗っかりました。母が外国輸出→産駒を輸入という流れだと、媒体によって母名が「ミッドサマーフェア」だったり「Midsummer Fair」だったりでちょっと探しにくいという小ネタ。
今まで指名した外国産馬の中で活躍したのって父Frankelだけ(もっというとグレナディアガーズ)なんで、今年もFrankel産駒しか狙ってなかった。そのなかでもマイルくらいは大丈夫そうなこの馬を。昨シーズン指名したリタリエイションのリベンジでもあります。「復讐(リタリエイション)」の復讐ってもうわけわかんないですね。

<牡馬2位>
・シュバルツガイスト(母フリーティングスピリット)
キタサンブラック×全欧チャンピオンスプリンターでイクイノックスみたいなキレを持つ感じになったらいいなあ…という理由です。同じ配合だと母インヴィンシブルタッチもいたんですが情報がなさすぎ、こちらは余裕十分に稽古を消化できているとのことだったので。

<牡馬3位>
・セリエンホルデの20(父ロードカナロア
昨シーズンではデシエルトを所有していた「ラ・メール」が馬主、そして兄はシュネルマイスター。正直ここで取れるのめっちゃありがたかった。クワイエットドーン(母ウェイクミーアップ)も考えていたがウェーバーで先に取られていたし…

<牡馬4位>
・アッシュフォード(母ハーレクイーン)
ダービーに間に合うのかどうか、間に合ったとしても果たして厩舎が使ってくれるのかという不安はありつつも。母ラクレソニエールとどっちがいいかを考えていて、結果的にこっちになった…みたいな感じですかね。春デビューできてダービー間に合ったらいいですね。

<牡馬5位>
・ワキノバクシンの20(父レッドファルクス
がっつりバット振りに行った指名です。千葉セリで「ナック」冠の小松欣也氏が2046万円で落札。追い切り動画ではラスト100mで僚馬を一気に引き離した脚が素晴らしかったですね。ここのポジションはロゴデザイン(母ピンクガーター)も候補でした。

牝馬2位>
サファイア(母イサベル)
近藤英子名義の馬1頭欲しいな~って思ってたのと、血統的にマイル以上をこなせそうな感じではあるんですよね、4分の3アールドヴィーヴルですし。馬体の小ささは気になるけど、まあなんとかなるんじゃないかな…

牝馬3位>
・アルヴィエンヌ(母アルル)
若干の隠し玉的な。ダイワメジャー×Monson×デインヒルなら中山1600でめちゃくちゃ強そうな気配もあり、ゲートも合格済。この指名ではやてさんが唸ったので勝ちです(そういうゲームではない)。

牝馬4位>
・トラネスハープ(母ボシンシェ)
やっぱり欲しいぞ速攻系キンシャサ産駒。全姉ボルダーズビーチが未勝利ではあるのですが、あれは正直なところ使い方の問題だと思っているので…
函館開幕週デビュー予定でもあるので、我々の間では2億円の価値があることで有名な函館2歳S勝ちも可能性はある。

牝馬5位>
・ビターグラッセ(母アンソロジー
ここまできて牝馬2位~4位が短距離マイルに偏っていたので、長めの距離を走れそうな馬から。決してウマ娘のあれやこれやが理由ではないです。いやマジで。
アイリッシュパール(母ホームカミングクイーン)、もしくはいっそのこと短距離全振りでショウナンマラマ(母ムーンライトベイ)あたりも考えましたが、まあ先に取られますよね。

ウマ娘馬主枠>
・Yuzuruの20(父Air Force Blue)
母の読みは「ゆずる」じゃなくて「ゆうづる(夕鶴)」だそうで。「エア」の冠でおなじみ「ラッキーフィールド」(生産者名義は「Sekie Yoshihara & Tsunebumi Yoshihara」)のアメリカでの自家生産馬。すでに来日しています。馬主名義は確定していないのですが、上記のような経歴があって兄姉も「エア」冠で走っていればそれはもう決まったようなものでは…?それにサトノはもう指名しちゃったしなあ…。
ちなみに、「ヒシ」冠の馬で抽選が起こるだろうと読んでいたのですがなんと指名ゼロ。先が思いやられますね(俺の)。

<応援枠①>
・モーメントキャッチ(母シュシュブリーズ)
これを指名するのが今年のメインみたいなとこ、正直あります。
リアルダビスタの馬ですし、なにより「出資馬をPOGで指名する」というのも。
リアルダビスタももう5年かあ…長いようで短いなあ。この文章もニコ生見ながら書いてます。くぅちゃんかわいい。

<応援枠②>
・ワイズメアリー(母アオイスカーレット)
血統的応援枠。ブラックタイドディープインパクトの2×2という狂気配合です。ダビスタだと牧場長が不安そうな顔をします。2021年生まれの弟は父レイデオロだし、やっぱりウインドインハーヘアのクロスを作りたかったんじゃないかな…という読みです。にしても2×2て。おじいちゃん一緒て。

<応援枠③>
・コウセイ(母グッドプリン)
ゴールドアクターの初年度産駒のうちの1頭でもあります。地方ではゴールドアクター産駒の2歳がデビューしているのですが、本日現在6頭出走して2勝2着4回ってのは相当すごい。しかも初年度の登録頭数46頭と少なめ。
同じゴールドアクター産駒の母ポーカーアリスも考えたのですが、サマーセール1430万は応援枠として認められないのでは?という疑問もありこちら(セプテンバー330万)へ。

<ウマぶり枠>※界隈で指名されていない馬の中から選ぶ
・テツムーンの20(父ホッコータルマエ
HBAトレーニングセールからこの馬を。安心の山口ステーブル育成で良い伸び脚を見せながらもまだ余裕がありそうだった。シゲルさんが買ったのでどんな名前になるのか楽しみですね。(しかし、HBAトレーニングセールは馬の良しあし以前に「乗り役が日本人かインド人か」を考えなきゃならなくなったので、買う側はいろいろと悩ましくなったよなと思います)

続いて非社台POG。その名の通り非社台の馬だけでやるPOGです。本物の血統評論家とガチでやり合うPOGなので楽しいですね。指名はこちら。

※赤文字は倍率(指名者数が一定以上いると獲得賞金も減るというシステム)

こちらは取られて悔しかったナスノカンゲツ、もう走ってるポリゴンウェイヴ(母カヒリ)、そういえばこれ指名してなかったわって思ったハスラーを。母Beverage Queenは日本では唯一のGood Samaritan産駒で気になっています。ひょっとしたらダートのマイルあたりで化けるかも。

こちらは日刊競馬POG。異次元みたいなミーハー値を叩き出していますが、今年はそういう路線なんだから仕方ないですね。JRA-VANやらすぱっとPOGも参加していますが、あちらは前日までに指名可能なシステムなので指名馬を入れ替える可能性があるので掲載しないでおきます。

ここまで指名馬を解説してきましたが、

エピファネイア産駒全然いないのはなんででしょうね?????

それでは、来年のダービーまで楽しみましょう。(首をひねりつつ)

シュシュブリーズの配合相手を考えよう2022

今年もこの季節ですね。

 

ch.nicovideo.jp

 

<ルール>

ルールとしては「満口かどうかにかかわらずサラブレッドの種牡馬なら応募可」
つまり:割と何でもあり。

とはいえKingmanとかFrankelとかArrogateとかは海外の壁や時間の壁を乗り越えないと
いかんので国内種牡馬で考えましょう。東北・九州の種馬も輸送がネックになるので
道内繁養。あとJBBAにいる種牡馬も、種付けするには前年秋くらいには申し込んでないといけないので実質的にアウト。

つまり

・社台スタリオン

・ダーレー

アロースタッド

優駿スタリオン

ビッグレッド

レックススタッド

イーストスタッド

・ブリーダーズスタリオン

種牡馬から選ぶ。

(いやまあ個人所有とかいろいろあるけど、そこは置いといて)

 

<配合で重要視したいこと>

まずはシュシュブリーズの血統構成を見ましょう。

f:id:nevergreen:20220217183629p:plainこうやって見るとNothern Dancer全然いないですね。そのかわりRoberto~Hail to Reasonがたっぷり詰まってます。いじりがいがあるのは母母父のティンバーカントリーだと個人的に思っていまして、このティンバーカントリーが入っているともれなくダート馬を出すんです。著名な例を挙げると、

・母は2冠牝馬ベガにして自身も2歳時に朝日杯FSを勝ったものの、その後ダートに転向してG1を6勝したアドマイヤドン

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・母系がエリシオ~Machiavellianとバリバリのオークス向けだったのに南関東のクラシック2冠となったカイカヨソウ

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泣く子も黙る南関東牝馬3冠を成し遂げたチャームアスリープ

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見事にダート。芝重賞勝ったのってトウショウナイトアルゼンチン共和国杯)くらいしかいないんじゃなかろうか。

というわけで、テーマは

ティンバーカントリー由来のダート力を増幅させて
②スピードを足して
③なんならNothern Dancer足したいですよね

として、ダートで走らせたい。
無事に生まれてきて、さて将来はとなったらセリに出したとしても、カワンゴ自持ちで大井に持っていくとしても、どっちにしても対応できる配合にしておきたい。

あと、ここまでの産駒を見る限り、シュシュブリーズは父の良さを引き出すタイプの肌馬なんだろうなというのも考えておきたい。

 

<配合案>

ではどうしましょうか。

ヘニーヒューズ

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ド安定のヘニーヒューズ。そらセリでも自持ちでもいけるでしょう。ヘニーヒューズ自身の年齢を考えると、今年あたりがラストチャンスでは?とも思えますし。
不安点はNorthern Dancerを足すとしても薄めなのと、体が大きくなりすぎることくらいかなあ。

 

②マインドユアビスケッツ

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フジキセキ×Deputy Minister系の黄金ニックス。マインドユアビスケッツ自身はすらっとした体形なので、体がデカくてデカくて…みたいな悩みはなさそう。Silver DeputyとAwesome Againで2本の別系統Deputy Ministerがニックスされるのも面白い。
不安材料としてはまーたRoberto~Hail To Reasonが濃くなっちゃうところ。硬すぎないといいんですけど。

 

ディスクリートキャット

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In Reality5×5のクロスしかないように見えるんですが、ティンバーカントリーの父Woodmanは父Mr. Prospector、母プレイメイトプレイメイトの全姉妹にNumbered Accountがおり、全姉妹クロス5×6となります。Numbered Account=プレイメイトのクロス持ちでは根岸S勝ちのエアハリファなどがいまして、やっぱりダートでのパワー増幅となります。
不安点はディスクリートキャット産駒の購買価格。昨年のサマーセールでは12頭上場して平均442万と物足りない結果ではありましたので、デクラレーションオブウォーやベストウォーリアあたりのライバルと比べてもパンチ力が弱いかなあとは思っています。

 

④ベンバトル

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とにかくドバイで強かったベンバトル。今年からビッグレッドファームで供用されています。Fall Aspen5×5の牝系クロスでHyperion増幅となるのもいいですし、ベンバトルが持っているエタン~Sherpen Upのキレ味も魅力。芝中距離で長く使えそうな感じではあります。
不安点は新種牡馬ゆえにベンバトルの産駒評価が未知数であることですかね。セリに出すとしてどのくらいの値が付くのかよくわからん。

 

カリフォルニアクローム

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アメリカの大ヒーロー、カリフォルニアクローム。NDはないもののミスプロ持ち、加えて③のディスクリートキャットで解説したようにNumbered Account=プレイメイトが3本。BuckpasserとLa Troienneが増幅されてムキムキにアメリカン。ホームラン打つならこれだろうと思うんです。
不安点はただ一つ、昨年シュシュブリーズはカリフォルニアクロームを種付けしたものの不受胎。配合変更でサンダースノー(2年連続)となった経緯があります。馬同士の相性が合わない可能性はあります。

 

<おまけ>

⑥キセキ

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石川オーナー!いかがですか!!!!!!!!

 

ありがとうございました。

次走へのメモ 11/21(日)編

5回東京6日目


1R 2歳未勝利 (混)
1400m (ダート・左) 曇・良
アンサングヒーロー…気性的なものなのか、抑えきれずに外を上がって最後伸びきれず。鞍上強化で狙いたい

2R 2歳未勝利 (混)
1600m (芝C・左) 曇・良 
バーミリオンクリフ…内でじっと溜めて直線スパっと切れる脚で差し切り。こういうレースができるなら昇級しても。
ダイバリオン…直線追い込み一手のような。ペース次第、もしくはレースを重ねて馬が学習すればということろ。

3R 2歳未勝利 牝馬
1800m (芝C・左) 曇・良
シャノワール…道中最後方まで下がってから大外を回して5着まで。もう少しスムーズなら。

4R 2歳新馬
1400m (芝C・左) 曇・良
フウゲツムヘン…残り1Fで脚が止まる。坂も距離もきつかったようで、芝1200ベスト。平坦ならなお良し。

5R 2歳未勝利
1600m (ダート・左) 曇・良
ケイアイユニバース…先行してしぶとく粘るも勝ち馬の決め手に屈した。並ばれてから盛り返そうとする根性もあり、さすがに次は順番か。
ウインターアゲイン…内で砂をかぶって気難しさを出し競馬にならず。スムーズならなんとか食い込めそう。

6R 2歳新馬 (混)
2000m (芝C・左) 曇・良 
ダノンベルーガ…直線残り2Fあたりからの切れ味が素晴らしく、馬場の真ん中を差し切り勝ち。良馬場向き。

7R 3歳以上1勝クラス (混),定量
1600m (ダート・左) 曇・良
ペプチドオリバー…大外一気の追い込み。後ろで溜めていい脚を使えたが、展開に左右されそう。コースはこれくらいがベストか。

8R 3歳以上2勝クラス (混),定量
2100m (ダート・左) 曇・良
ダノンラスター…ブリンカー。直線で一瞬内へモタれたがなんとか立て直して追い込み2着。展開が向けばきちんと食い込める馬

9R 赤松賞
(特指),(混)牝,2歳,1勝クラス,馬齢
1600m (芝C・左) 曇・良
クレイドル…東京芝1600だと切れ味が足りない。中山1600、荒れ馬場、ダート転向も考えて。

10R 南武特別
(特指),(混),3歳以上,2勝クラス,定量
2400m (芝C・左) 曇・良
ワンデイモア…逃げて下がってくるディーグランデを捌くのに手間取り、差し遅れる。このクラスを差し切れる実力はある

11R 霜月ステークス
(特指),国際,3歳以上,オープン,ハンデ
1400m (ダート・左) 曇・良
フルデプスリーダー…ヘリオスの逃げペースにハマり、追い出すのも少し遅れたかという印象。
レディバグ…最内でジリジリ伸びる。悪い競馬はしていない。

12R 3歳以上2勝クラス (混),定量
1400m (芝C・左) 曇・良
ジネストラ…昇級初戦5着なら悪くはない。あとは脚を溜める競馬ができるかどうか。

 

5回阪神6日目

1R 2歳未勝利 (混)
1800m (ダート・右) 晴・良
バハルダール…4角でどうしても置かれる。力はあるがズブいのか…?

2R 2歳未勝利 (混)
1200m (ダート・右) 晴・良
ファーンヒルキンシャサのダート替りが成功。抜け出すときのパワーも十分なんだが気を抜いたりするところがあるので、そこをきちんと締めることのできる騎手で。

4R 2歳新馬 牝馬
1600m (芝A・右外) 晴・良
アストロフィライト…若干反応もたついたが好位のインから良い抜け出し。
コスタボニータ…アストロフィライトのルートを通って食い込む。差し脚はありそうなので。

5R 2歳新馬 (混)
2000m (芝A・右内) 晴・良
キタサンユーダイ…スムーズにハナ。直線粘り込もうとするも息切れ。食らいつこうとする意思は見て取れるので、あとはひと踏ん張りが効くかどうか。距離短縮も良さそう。

7R 3歳以上1勝クラス (混),定量
1400m (ダート・右) 晴・良
ソウルユニバンス…15人気、単210倍、黒岩と買い要素全然なかったが馬群をスムーズに捌けたので2着浮上。次も同じことができるかどうかは微妙


8R 3歳以上2勝クラス 牝馬,定量
1800m (ダート・右) 晴・良
ダノンバジリア…序盤やや掛かるも落ち着く。内を突いて抜け出すも上位の決め手に屈した感。次も上位には。

9R 秋明菊
(特指),(混),2歳,1勝クラス,馬齢
1400m (芝A・右内) 晴・良
オタルエバー…道中ずっと引っ掛かりながらも逃げ切るところはミニ・メイケイエール。距離はこれくらいがギリギリか。
ブレスレスリー…じわじわ伸びるも若さを見せてフラつくところがある。もっと馬がしっかりしてくれば、このクラスは勝てるはず

10R 武田尾特別
(特指),(混),3歳以上,2勝クラス,定量
1800m (芝A・右外) 晴・良
フラーズダルム…さすがに勝ち馬(プログノーシス)が強すぎた。差し脚は十分に見せているし、次もこれくらいの距離で。馬体はもう少し成長があってもいい

11R 第38回 マイルチャンピオンシップ(GI)
(指定),国際,3歳以上,オープン,定量
1600m (芝A・右外) 曇・良
グレナディアガーズ…グランアレグリアに寄られてやる気を失ったようにも見える。力は発揮できていないし、1600も微妙に長い。1400ベスト、次に1200。

12R 姫路ステークス
(特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
1400m (ダート・右) 曇・良
シゲルホサヤク…揉まれない逃げができたのが好走の要因。地力がついてきてると思うので次も要注目

2回福島6日目

2R 2歳未勝利 (混)
1700m (ダート・右) 晴・良
クラーベドラド…好位から3角で先頭に押し出される形。追われても抜かせない強さはあるし、D1700~1800は合っていそう。

3R 3歳以上1勝クラス (混),定量
2400m (ダート・右) 晴・良
ロニセラ…ラヴェリータの仔はやはり何つけてもUnbridled's Songが出る。最後も食い下がっているのでこのクラス、この距離なら。阪神D2000、府中D2100でも。

10R 二本松特別
3歳以上,1勝クラス,定量
1200m (芝B・右) 晴・良
スターズプレミア…直線追い出しを待てるほどの余裕があり、Woodmanのタフネスが馬場とマッチした感。

11R 福島民友カップ(L)
(特指),国際,3歳以上,オープン,別定
1700m (ダート・右) 晴・良
アイオライト…距離云々ではなく先手をとれるかどうかが好走のカギで、逃げ粘り2着。地方重賞で好走歴があるように平坦小回りは合う。

12R 五色沼特別
(特指),牝馬,3歳以上,2勝クラス,定量
1800m (芝B・右) 晴・良
シャーレイポピー…リズムよく運び最後もスムーズに脚を伸ばしたが、タガノディアーナが良いところを差してきて2着。地力はあるので引き続き。

次走へのメモ 11月20日(土)編

マジでただのメモですので参考になるとかならないとかは責任持ちません。あしからず。
あと気になったレースと気になった馬しかメモに書いてません。

 

5回東京5日目


1R 2歳未勝利
1300m (ダート・左) 晴・良
プリーチトヤーン…スムーズに先行。中山D1200ならもっとやれるはず。

2R 2歳未勝利(混)
2000m (芝C・左) 晴・良
ユイノゴトク…レコードタイムの出る大逃げ。こちらも中山で。
ソリダリティ…まったくやる気を出していないのだがどうしたのか

3R 2歳未勝利 牝馬
1600m (ダート・左) 晴・良
レヴール…トランセンド産駒のダート替り。そらそうやろなあ
リトルポピー…クロフネ産駒のダート替り。そらそうやろなあ

4R 2歳新馬(混)
1400m (ダート・左) 晴・良
グラットンラッシー…アメリカンファラオ産駒、スタート抜群だったのに4角で止まる。若さかなあ…という感じ

5R 2歳新馬 牝馬
1600m (芝C・左) 晴・良
ホーリーエンブレム…首を使わず突っ張った走りがいかにも若いが直線内を突いて3着。能力はある

6R 2歳1勝クラス(特指),(混)
1400m (芝C・左) 晴・良
ビーオンザマーチ…中盤向こう正面で捲って3番手へ。直線も余裕がありそうだったが思ったほど伸びず、前向きすぎる気性なのでもっとペースが流れたほうがいい

7R 3歳以上2勝クラス(混),定量
1400m (ダート・左) 晴・良
アポロティアモ…初ブリンカー。好位のインをすっと取れてあとは抜け出すだけ。しぶとく粘り切った。1800中心に使われてきたが、1400~1600くらいがベストか?

9R 晩秋ステークス
(特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
2100m (ダート・左) 晴・良
キタノヴィジョン…メイショウボーラー産駒なのに東京2100がベスト。ニジンスキー増幅が出たのかなあ…
テリオスベル…逃げて一杯になったがスムーズに逃げられれば今後もチャンスはあるはず

10R 秋色ステークス
(特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
1600m (芝C・左) 晴・良
ゴールデンシロップ…後手を踏んでも差し切れるのは強い。引き続きマイル戦で。
リッケンバッカー…イン強襲。首が短く見た目短距離馬だが東京1400くらいのほうがいいのか?

11R 第26回 東京スポーツ杯2歳ステークス(GII)
(指定),国際,2歳,オープン,馬齢
1800m (芝C・左) 晴・良
テンダンス…先行して馬券圏内はこの馬だけ
ルナシーム…中盤抑えきれずに外から捲り3~4角では先頭。
イクイノックス…キタサンブラック産駒なのに決め手がディープインパクト産駒のよう。上り32秒9は非常に優秀
アサヒ…マイルのほうが決め手が活きそうな感じも

12R 3歳以上1勝クラス (混),定量
1600m (芝C・左) 晴・良
スリートップキズナ…中団前目インでじっとしていて直線でさあこれから、という時に狭いインで詰まって追えず。状態は良かっただけに引き続き。強気に追える騎手に乗り替わったらなおのこと狙い目

 

5回阪神5日目

2R 2歳未勝利
1800m (ダート・右) 晴・良
ディサイド…ラヴェリータの仔なのでダート替り好走は当然。ただズブいのか若いのか何発ムチを打ってもなかなか動いてくれず…

3R 2歳未勝利(混)
1200m (芝A・右内) 晴・良
レヴォール…大外一気、直線勝負に徹したのが吉と出た。そら岩田父もガッツポやわ

4R 2歳未勝利 牝馬
1800m (芝A・右外) 晴・良
モズネズコ…直線で口向きが悪く追いにくそうだった。ハミを変えるなど馬具工夫で狙いたい

5R 2歳新馬(混)
1400m (芝A・右内) 晴・良
ユイロンクラウン…異常歩様で大差しんがり負け。えぇ…

8R 3歳以上1勝クラス (混),定量
1400m (芝A・右内) 晴・良
アンブレラデート…荒れた阪神芝がピッタリの相性でした

9R 出石特別
(混),3歳以上,2勝クラス,定量
1800m (ダート・右) 晴・良
ゼンノジャスタ…内目で位置取り良かったが前2頭がインベタ、後ろからは差し馬が迫ってきては詰まるのも当然で…

10R 尼崎ステークス
(特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
2400m (芝A・右外) 晴・良
タイセイモナーク…ラップは速くはないんだが気分よく行き過ぎた感。もっと行くかもっと引き付けるかしたほうがいいか。

11R アンドロメダステークス(L)
(特指),国際,3歳以上,オープン,ハンデ
2000m (芝A・右内) 晴・良
ラーゴム…2桁着順が続いていたが、今日はそれなりに折り合いがついて差し脚が活かせた。ただ、まだハミを噛みがちで成長次第ではもっとリラックスして走らせられると思う。

12R 3歳以上2勝クラス 定量
1200m (ダート・右) 晴・良
エイシンバッカス…前走D1400で逃げ粘り→今回距離短縮で逃げ切り。そらそうだよなあ
スリーピート…スムーズな追走、差し脚だったが勝ち馬が強いレースだったので仕方なし。体調次第で引き続き。

 

2回福島5日目

4R 2歳未勝利 (混)
1200m (芝B・右) 晴・良
レンブルーローズ…追われてふらつき、やや外へ。しっかりと伸びてくるようになれば。

5R 2歳新馬
1800m (芝B・右) 晴・良
タイラーテソーロ…逃げ粘り。競り合いになればしぶとい。

8R 3歳以上1勝クラス 定量
1200m (芝B・右) 晴・良
バトーデュシエル・・・気合いをつけて上がって行くも馬がやめてしまった。広い馬場で追い込み待ちのほうが良い。

9R 3歳以上1勝クラス (混),定量
1150m (ダート・右) 晴・良
アイアムイチオシ・・・軽量な女性騎手だと追い込みのこの馬はうまく走れない感じが。腕っ節のある男性騎手の方が良い。

10R 三春駒特別
(混),3歳以上,1勝クラス,定量
1800m (芝B・右) 晴・良
パリスデージー・・・最内の窮屈なところをじりじり伸びてきた。もうちょっと距離があってもいいかもしれない。もしくは園田時代を見直してダート戦。

11R みちのくステークス
(特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
1200m (芝B・右) 晴・良
ライバーバード・・・ある程度は頑張れるんだが今回は直線で外に斜行。状態次第になるが、この舞台では見限れない。

12R 西郷特別
(混),3歳以上,2勝クラス,ハンデ
1150m (ダート・右) 晴・良
ヒートライトニング・・・行ききったことで集中して走り、なんとか粘り込み。ただ今後はこの舞台と昇級で単騎先行というのはなかなか叶わないだろうが・・・

次走へのメモ 11月13日(土)編

ちょろっと書いていこうかと。書かないと覚えないので・・・
というわけで土曜日編です。個人的に気になったことだけ書いてあります
マジでただのメモですので参考になるとかならないとかは責任持ちません

 

東京3日目

1R 2歳未勝利 1600m (ダート・左)
オヤノナナヒカリ・・・ダート替わりでHペース、途中で先頭に立って逃げ粘れた、中山D1800でもすんなり逃げられれば。気持ちの落ち着きも欲しい
エコロジェネラス・・・力みすぎなのでもう少しリラックスを

2R 2歳未勝利 牝馬 1400m (芝B・左) 
バスマティ・・・前塞がれ気味でラスト1Fしか追えず。

3R 2歳未勝利 1400m (ダート・左) 
ベニッシモ・・・Hペースを逃げ粘って3着。スタート良好。

4R 2歳未勝利 1800m (芝B・左)
エスペラント・・・内で詰まる。ようやく空いたのは1F手前。

5R 2歳新馬 (混) 1600m (ダート・左)     
ビーザラキエスト・・・大型馬、緩い、出遅れ半馬身不利。大飛びでゆったり外に出してから良い伸び。
ベンテイガ・・・ヒガシウィルウィン弟。直線反応ひと息、追われて尻尾が縮こまる。慣れ必要か

6R 2歳新馬 (混) 1600m (芝B・左)
ソバナ・・・ヌーヴォレコルト妹。切れ味はさすがこの血統
アオイゴールドワン・・・ハミ取らず追ってなかなか伸びない。競馬を覚えれば

8R 3歳以上2勝クラス (混) 定量 1600m (芝B・左)
リフレイム・・・スタートポンと出る。追って外に張るのはもう仕方ないが伸びはいい。
やはり外目でのびのび走らせるのが良く、府中専用機というか府中でしか狙いたくない感じが

9R オキザリス賞 (特指),(混),2歳,1勝クラス,馬齢 1400m (ダート・左)
ドライスタウト・・・予想以上に強い。マイルまでなんとか・・・喉は多少良い感じ、湿っているダートならなお良し
ヴァルツァーシャル・・・直一気。流れ一つでさらに上位。
ジレトール・・・+10は多少重かったか動ききれず
コンクパール・・・落馬した⑬カセノダンサーに3角で寄られる不利
タヤスゴールド・・・掛かる。血統的に1200までか
ダンスウィズジョイ・・・先行するも直線後退、こちらも1200までか

10R 奥多摩ステークス (混),3歳以上,3勝クラス,ハンデ 1400m (芝B・左)
シャドウブロッサム・・・折り合いを欠いた分伸びきれず
グレイイングリーン・・・上がり33.0で脚は使えている。展開ひとつ。

11R 第26回 武蔵野ステークス(GIII) (指定),国際,3歳以上,オープン,別定
1600m (ダート・左) 
ソリストサンダー・・・思ったより楽に先頭にとりつき楽に抜出す。
タガノビューティー・・・①番枠で直線ごちゃついて追い切れず
バスラットレオン・・・ダートはダメじゃないけど・・・やっぱり芝で逃げてかなあ
スリーグランド・・・1400Hペース向きかやっぱり。マイルが全くダメという分けではない

12R 3歳以上2勝クラス 牝馬,定量 1400m (ダート・左)
イベリスリーフ・・・ポンと出て気分良く行ければ粘れる

阪神3日目

2R 2歳未勝利 1200m (ダート・右)
サンダップルド・・・モーリス産駒で発馬ひと息もD1200を大差勝ち。距離伸びるなら気性の成長も欲しいが

3R 2歳未勝利 (混) 1400m (芝A・右内)
パーサヴィアランス・・・出遅れ→巻き返して中団→間を割って直線伸びる
スムーズな競馬ができるようになれば

4R 2歳新馬 (混) 1800m (ダート・右) 
ジュタロウ・・・大差圧勝だがアロゲート産駒、北米にありがちな揉まれ弱さありそう
ユタカさんがスピードより「スタミナが半端ない」とも言ってるので距離延長は歓迎
ニューダイアリーズ・・・相手が悪すぎた。次走は確勝級でしょう

5R 2歳新馬 1800m (芝A・右外)
ホウオウバニラ・・・ドゥラメンテよりAcatenango臭が強い。先行してじわじわ伸びる
アーティット・・・出遅れ。追ってからもじわじわ。お前Galileoのほうが出てるな?

6R 3歳以上1勝クラス 定量 2000m (ダート・右)
メガゴールド・・・とにかくズブい。押して押してしぶとく差し切る
ショウナンアーチー・・・ボリクリが強く出たリオンディーズ産駒。スムーズなら次走も注目

9R 岸和田ステークス (混),3歳以上,3勝クラス,ハンデ 2000m (芝A・右内)
パラダイスリーフ・・・2年休養明けからの2戦目。順調に調教を詰めているかは今後も注意

10R 堺ステークス (混),3歳以上,3勝クラス,ハンデ 1800m (ダート・右) 
ジュディッタ・・・左後落鉄。

11R 第56回 デイリー杯2歳ステークス(GII) (指定),国際,2歳,オープン,馬齢
1600m (芝A・右外) 
セリフォス・・・前向きすぎて気性が危うい。切れ味はあるが来年の今頃は1200~1400最適化されてそう
ワキタレブリー・・・基本的にはやめるところがある馬。危険な人気馬になるようなら見送りも。集中力が増す距離短縮は〇

12R 3歳以上2勝クラス (特指),(混),定量 1400m (芝A・右内)
スキップ・・・なんでこの馬ロージズインメイ産駒で芝1400~1200最適なんやろなあ・・・
ああ、そういえば母が短距離だもんなあ。ともあれ確実に末脚は使う。大崩れがない


福島3日目

11R 奥羽ステークス (特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
1700m (ダート・右)
ホッコーライデン・・・10番手から上がり3F最速で3番手まで。差し脚を見るとやはり小回りではなく東京1400~1600ベスト。1800でも前が早ければ一考か

Kindleですぐ読める!オススメしたい「競馬本」

きっかけはとあるムック本の発売だった。
その本は、競走馬の話をまとめて記事にしているにも関わらず、データの誤記やライターの偏見、挙げ句の果てに奥付の出版社名まで間違えていた。

競走馬の話をまとめた本としてそれはなかろうよ、アレに2300円出して読むくらいだったらもっといい本が一杯あるからそっち読もうぜ、という話です。

というわけで「こんな事を調べたい/知りたい/読みたい」ときにこんな本はいかがでしょうか。しかもKindleで販売されてるのでさくっと買って読めますよ、というのを並べていきたいと思います。

 

<まずはここから>

手に取りやすく読みやすくわかりやすい、という意味ではもう優駿とGallopの2大巨頭は外せない存在ですよ。特に今回リンクを貼った2冊は、新規の人にもわかりやすくまとめられているので一番とっつきやすい。持っておいて損はないです。
なんなら2冊合わせても例のムックより安い。

 

<馬の生態について知ろう>

まずはこれを。競走馬に求められるものはどういう資質なのか、それは肉体的にどういうところなのか、科学的にどういうところなのか・・・がわかりやすい。さすがJRA総研。基礎学習として必読です。

こちらは解説本というよりノンフィクション作品。ひょっとしたら初心者はこっちの方がわかりやすいかも。素直に「これってどういうこと?」と疑問に思うことがまとまっているので。

こちらは馬の生理学や生態学から見てのお話で、著者は獣医師さん。馬は言葉を話せない、けれども鳴き声や行動、表情で「心を伝えている」ということがよくわかる本です。

 

<馬の歴史を知ろう>

ざざーっとおさらいするならこれかな。新書1冊分で競馬の歴史(馬の歴史)がだいたいわかります。

で、先ほどの新書をもっと詳しくしたのがこれ。こっちは馬の歴史がぎしっと詰まった良書ですよ。馬の歴史ってだいたい西洋の話になりがちなのですが、きちんと東アジアと北アフリカの話も紙幅を割いている。じっくり読みたい人におすすめ。

じゃあ日本の競馬史はどうなのよという話なんですが、Kindleでうまいこと出てないんだなこれが。ぶっちゃけたところ、日本の競馬史を読むならJRAの「日本競馬史」を図書館で読むかゆっくり解説動画あたりを探るほうがいいんじゃないでしょうか。

というところで、日本史にもつながるこの本を。実は競馬と鉄道は切っても切れない縁があるんですよねえ。著者の方はテレビ東京ウイニング競馬」の実況アナウンサーが本業で、その傍らこの本を書いてJRA馬事文化賞まで受賞したという。

 

<競走馬の血統を知ろう>

本当に一から競走馬の血統を知る人向けにこの本を。血統の歴史と現代の種牡馬までを体形的に学ぶならこれが一番いいんじゃないかなと思います。

で、知った血統を競馬に生かすならここから入るとわかりやすいかな。実際競馬では「1頭の種牡馬のことを深く理解する→ほかの馬への横展開が可能になる」ので、血統の流れが明確でわかりやすくなるんですよね。数年前に亡くなりましたが、サウスヴィグラスという馬の産駒は父に似れば似るほど走っているので、この血統を押さえるだけで馬券のお世話になる…みたいなことがちょくちょくありました。

で、これだけKindleじゃないですごめんなさい。なんでかっていうと大判の紙書籍のほうが読みやすいし、なんでもないときにパラパラめくって調べられるから。
この本片手に出馬表を見るとより競馬が面白くなるし、将来産駒がデビューする馬のことも書いてある。血統を追っかけたい人は種牡馬辞典を常備するのオススメです。

 

<競走馬に関わる人の話を知ろう>

まずは「騎手の歴史」から。それこそ日本人初の馬主にして騎手・西郷従道から語られているので読み応えあるんですよ。騎手の歴史ということは、騎手の「乗り方」の歴史でもあるんだなあ。

では現代の騎手はどうなのか。というこっとで藤岡祐介騎手がいろんな騎手と対談したこの本を。「いつも怒っている」「目からビーム出てる」でおなじみ、川田将雅騎手との対談は面白いですよ。

競馬は中央だけではなく、地方にもあるわけで。
現在65歳、現役バリバリのジョッキーである「THE LEGEND」「地球が生んだ奇跡」
「くるぶしで缶コーヒーを開ける男」「実は口から生まれた疑惑」
的場文男の生きざま、ぜひ読んでください。

打って変わって、こちらは厩務員さんのお話。マンガなのでゆるく楽しく読めます。
この作者さん、園田競馬で厩務員しながらマンガを描く→園田競馬の公式HPでマンガを掲載する→ヤングアニマルで単行本化されて作家になる という、かなり特殊な経歴の持ち主でもあります。

「なんかこの調教師さん外国産馬いっぱい持ってる」でおなじみ森秀行先生の本。
今年はアメリカ最高峰のレースである「ブリーダーズカップ」に4頭の馬で挑戦という大偉業を成し遂げようとしています。サイバーエージェント藤田社長もこの調教師さんにいっぱい預けてますので、読むなら今だと思うんですよねー。

そして、2021年2月をもって勇退した角居勝彦調教師。ウマ娘でいうところの「ウオッカのトレーナー」です。現実では中央G1を26勝、角居先生のところで輝いた競走馬は数知れず。そんな人が調教師の仕事について解説してくれるだけではなく、パドックの見方や調教の見方まで書いてくれているのだから必読ものです。競走馬を引退したあとの余生についても精力的に活動されていて、その話もぜひ読んでいただきたいなあと思います。

 

<競走馬の物語を読もう>

名馬のことを一から振り返って読みたい!という人にオススメです。古い時代から今の時代まであらゆる名馬がまとまってて読みやすい。現在3巻まで出ているのでいっぱい馬の物語を読めますよ。

ウマ娘からの新規に優しい名馬列伝ならこっちかな。ただいろんな作者の回顧や馬券の話込みでの名馬列伝なので、そこはご注意を。思い出深い競馬の話には、競馬おじさんの思い出が入ってしまうのはまあご愛敬ということで・・・名レース列伝などの続編もありますので、気になるレースがある人はそちらもどうぞ。

ウマ娘に出ていなくてもなんでか知らんがみんな知っているでおなじみ、キンイロリョテイさん改めステイゴールド大先生の物語。この馬は知れば知るほど面白いのでみんな読んだ方がいいです。ステイゴールド系の種牡馬たちを知るヒントにもなりますので。

↑のような「名馬」「アイドル馬」では出てこない馬も、また名馬なのだということを教えてくれるのがこの本。いわゆる「個性派」なんてくくりで語られてるけど、どの馬にも人との繋がり、関わりがあってこその「競馬」なのだなあ・・・と思いを馳せる。

こちらはマンガ。巻数も20巻近くあるし、様々な馬と人が出てくるけど書き方や語られ方にすこーし癖があるので合わない人は合わないかも。どっちかっていうと「競馬人情物語」寄りです。

 

<馬産地の話を読もう>

日高地方がどのように馬産の歴史をたどってきたか、そもそも「馬産」ってどんな事をするんだ?という話を細かく語ってくれています。産業概論としてもオススメですし、例えば馬産地の特集動画なんかを見たときに「あのとき読んだこれのことか!」なんていう深い理解ができると思います。

血と知と地 (上)

血と知と地 (上)

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血と知と地 (下)

血と知と地 (下)

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日本の競馬氏を語る上では絶対に外せない、社台ファームとその創業者・吉田善哉さんの伝記です。吉田善哉という人のポリシーがどこにあって、イズムはどんなふうに脈付いたのか。吉田善哉という人のパーソナリティーの強烈さも相まって、十分な読み応えです。

 

<文学と競馬>

古いものですが、こちらがKindleで復刻されているので読んでみてはいかがでしょう。ダービーをどう書いたのか、どう見たのか、というのもまた文学。とりわけ寺山修司なんか、競馬が好きなのは知ってるけどどんな文章書いてるのかよう知らんわって人もいらっしゃるかと思いますので。

サラブレッド「ではない」血統が競馬で走っていたということをご存じでしょうか。
本作はそんな「サラ系」と呼ばれる血統を巡るミステリー小説。「サラ系」とされながらも子孫を繁栄させた名馬ミラの血が、もし「本物のサラブレッド」だとしたら・・・?という物語です。サラブレッドという血のロマンを味わいましょう。

弱小厩舎とポンコツ厩務員と女性騎手、一頭のボロボロの馬が試練を乗り越えて中央G1の「桜花賞」を目指す物語。今風だなあ~って言われるかもしれないですが、それもそのはず、年末にNHKでドラマ化されます。爽やかな物語を読みたい人にオススメ。

古いの→新しいの→ときて、また「古いの」に戻ります。この当時全国に27カ所あった地方競馬場を巡り、馬券を買う。いわゆる「旅打ち」というやつです。山口瞳作品の中では最高の「旅行記」であり、「ギャンブル心得」でもあるんじゃないかと(勝手に)思っています。

海外競馬にまつわるものでKindleで読める本なんかないかな、と考えたが、ここはやはりディック・フランシス御大を出さないといかんか・・・となったので個人的に一番好きな「興奮」を。競馬にまつわるミステリーをメインに書いている人で、自身も英国障害競馬のリーディングジョッキーであるという経歴の持ち主。

「ゲームの王国」で日本SF大賞山本周五郎賞を同時に受賞した小川哲の短編集。
本書所収の「ひとすじの光」という短編がスペシャルウィークの血統にまつわる作品です。競走馬の血統と照らし合わされる人間の血の物語もまた味わいあるものです。

とある馬主のレーシングマネージャーとしての主人公視点から、競馬界での頂点を目指す壮絶な家族史を描く物語。架空の血統や競走馬を見て「これはあの馬かな?」と考えながら読んでいくのも楽しい。蛇足ですが、作者の方も無類の競馬好きで「競馬場の達人」に出たときに1Rで単勝10万ぶっ込んで壮絶に散ったのが忘れられない。

 

<おまけ>

もう本じゃなくて歌じゃん!ってツッコミが来そうですが、SEAMOさんは一口馬主としても有名でして、昨年のNHKマイル覇者ラウダシオンなどにも出資されてます。でもって、一口馬主楽しすぎてこんな曲も書いてしまったという。
つい先日、自分も2頭ほど出資しましたので気持ちがわかるというか、これからわからされるんだろうなというか・・・

 

というわけで、長々と本の紹介(含む一曲)をしてきましたがいかがでしたでしょうか。これ面白そうだな、というのが一冊でもあって、読んでいただけたなら幸いです。