nevergreen

私の心の限界が私の世界の限界である

夢の続き~アイマスSSA2daysを終えて~

夢のような時間だった。

さいたまスーパーアリーナに集まった17000人と、のべ59人の出演者と、それを支えるスタッフが作り上げた、夢のような4時間半×2日間。腰も脚も肩もビキビキに痛いけど、それをネタにすることなんてできなかった。あんなに笑えて、驚いて、喜んで、そして泣いた、あんな濃密な2日間は今まで経験したことがない。そして、書き切れない。だから、今回は心のままに書く。不満もないわけじゃないけど、それはアンケートできっちり書いていくからここには書かない。だって、ここで伝えたいのは「最高だった」という一言なのだから。

「つなぐ」がメインテーマに据えられたセットリストは、765プロからシンデレラガールズ、ミリオンスターズへの一方通行ではなかった。お互いがお互いに「音楽」というバトンを順番にめぐらせていって、一つの大きな輪ができた。その輪の中には、Jupiterも、ディアリースターズも確かに入っていたんだ。Alice or Guiltyも”HELLO!"もあった。何より、戸松遥さんのサプライズゲストでの”HELLO!"と、「日高愛役を演じています、戸松遥です」という言葉。DSは今でも続いているんだ、っていう思い。中村繪里子、戸松遥大橋彩香山崎はるか、それぞれの世界を代表する4人が立ったあのセンターステージ。そして、アイドルマスターsideMへと展開していくJupiterの世界。アイドルマスターは、全部で、アイドルマスターなんだ。

曲については、とてもじゃないけど書き切れない。今後間違いなく出るであろうBDで浸ることにする。だけど、あのセットリストとメンバー構成は間違いなく「つなぐ」のコンセプトを体現していた。中村繪里子, 大橋彩香, 山崎はるかの歌う「The world is all one !!」、長谷川明子, 原紗友里, Machicoの歌う「MEAGRE!」、仁後真耶子, 釘宮理恵, 松嵜麗, 山崎はるかの「キラメキラリ」今井麻美, 福原綾香, 田所あずさの歌姫3人による「MUSIC♪」、フルサイズも発表されていない新曲の「待ち受けプリンス」にすら惜しみなく山本希望藤井ゆきよが加わった。まさに「Vault That Borderline!」だ。コンテンツも、ViDaVoの属性も、キュート・クール・パッションの属性も関係なかった。「Vault That Borderline!」を杏が歌うなんて、誰が想像していただろうか。
いつかの記事でディレ1が言っていた「アイドルが歌っていればアイマス」という言葉を思い出す。まさにその通りだった。

もちろん、ソロパフォーマンスも最高に痺れるものばかりだった。
みんなで叫ぶ「R!O!M!A!NTIC!」。
みんなで叫ぶ「うーわっしょーい!」。
みんなで叫ぶ「メデメデメデ!」。
みんなで叫ぶ「ミミミン!ミミミン!ウーサミン!」。
みんなで「がんばれー!」と伊藤未来さんに叫んだ「透明なプロローグ」。
みんなが木戸衣吹さんを温かく見守った「オリジナル声になって」。
「真実の赤」で染まった「Rebellion」。
愛美さんの弾き語りに身体が震えた「流星群」。
その次に出てきてこちらも最高にロックなパフォーマンスを見せた青木瑠璃子さんの「Twilight Sky」。
圧倒的な存在感にただただステージを見つめることしかできなかったたかはし智秋さんの「Mythmaker」。
浅倉杏美さんが涙で歌えなくなった瞬間みんなで歌い継いだ「ALRIGHT*」。
平田宏美さんに「おかえりー!」と声をからして叫んだ「自転車」。
どれもこれも、思い出すたびにじんわりと心が温かくなって、そうして涙腺が緩む。

特に、「約束」からの「M@STERPIECE」は、もう卑怯だこの流れと思いながら涙をぼろぼろこぼしていた。
初日の「約束」は劇場版で見た千早がステージにいてのびのびと歌っている姿に感動したし、2日目は出だしから声がかすれているのを心配していたら、みんなが出てきて声がもとの伸びやかな千早になった。
ああ、そういうことか、アニマス20話の千早なんだ。
そう思ったときはもう涙が初日以上に溢れてきて、周りから鼻を啜る音が聞こえてきて。そして、みんなで歌うリフレインの余韻を残したままはじまる「M@STERPIECE」のイントロ。そしてバックダンサーとして出てきたシンデレラガールズ、ミリオンスターズ、ディアリースターズ。ひょっとしたら2日目のラストで見たあの光景は、劇場版よりも完成形に近い「M@STERPIECE」だったのではないだろうか。

そして、最後に全員で歌った「IDOL POWER RAINBOW」。最初に聞いたときはちょっと軽すぎるかな、なんて思ってたけど、ずしっと胸に来る最終パートのあとで、本当のラストにこの軽さがとても心地よかった。

「私だけではここに来れなかった 欠けてはいけない 何一つ 誰一人 絶対」
「進化して行く これからも 君と歩み続けたい ずっと 生きてる限り雨も晴れもあるよ」

この歌詞がまさに「アイドルマスター」の世界を明るく、にこやかに、まるでみんなを元気づけるようで。「これからもよろしくね」って言ってくれているようで。
そう、この2日間で見た「夢」には続きがあるのだ。これからもアイマスは続いていく、いろんなものを巻き込みながら、「雨も晴れもあるよ」と毎日を過ごしながら。

「君と歩み続けたい ずっと」

そう、自分も今、そんな気持ちだ。もっと夢を見よう。もっと実現させていこう。たくさんのRAINBOWを架けながら、これからも歩いていこう。

アイドルマスター、ありがとう。
そして、これからもよろしく。

最後に。
長谷川明子さん、ご入籍おめでとうございます。
笑顔の絶えない素敵な家庭を築いていけるよう、心からお祝いさせていただきます。