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私の心の限界が私の世界の限界である

「酔いどれ生POG19-20ドラフト会議生」に参加しました

先日、「酔いどれ生POG19-20ドラフト会議生」に参加しました。

タイムシフトはこちらから)

POG(ペーパーオーナーズゲーム)とはなんぞや、という方もいらっしゃるとは思うので
説明をすると健康麻雀の競馬版みたいなもんです。いやその例え余計訳分かんねえよ。

真面目に説明をします。

例年6月の第1週から、中央競馬では2歳新馬戦がスタートします。
「ダービーからダービーへ」の格言にもあるように、ダービーが終われば、翌年のダービーへ向けて新たな戦いが始まるのです。同じ年に生まれた、だいたい7000頭の頂点に向けての
長い戦いです。今年の2歳だと2017年に生まれた馬たち、ということになります。
(馬は当歳→1歳→2歳というように年齢を呼称します)
そして我々のような競走馬を購入するなんてできない一般人だってその道のりを歩みたい、
これは!という馬を注目して追いかけたい、頂点を目指したいのです!
というのは綺麗事で、その実は
「2歳馬を青田買いして『俺この馬ずっと追いかけてたんだぜーw』とドヤ顔する遊び」
です。どこが真面目だ。

昨年も参加したのですが結果は3位。ちょっと振り返りましょうか。






サートゥルナーリア1頭だけ頑張ってる
・・・トップの八位さん指名馬がバリバリ重賞勝ちまくって「あ、これは2位狙いだわ」とは
思っていたのですが集計最終日(つまりダービー当日)にはやてPにわずか30万ポイント差で競り負けて3位という結果に。
ほんとアカネサスは新馬勝っていい気になったのか札幌遠征で勝ち星積みに行くなんてこと
せずにおとなしく休養と成長を促していればこんなことにはならなかったと思ってます。
オープン3着ぐらいいけただろアレ。
かなり期待を持って指名したエスポワール、カヌメラビーチも体質やら成長度合いやらで
上のクラスでなかなか結果を出せず、もっと期待していたシークレットアイズに至っては
ダービーが終わってもデビューすら果たせていません。切ないなあ。
あとは有名な調教師の元にいるとやっぱり馬房の回しとかしんどいですね。
ということで今年は以下の対策を立てました。
・所属厩舎をなるべく分散させる
・なんなら血統も分散させる(ディープインパクトばっかり取るとかやらない)
これで出走回数を増やそうということです。出走しないと賞金も増えないしね。

ここからは指名馬についてつらつら書きます。
牡馬1位 アブソルティスモ(父ダイワメジャー 母ラドラーダ)
みんな母タピッツフライとか母シルヴァースカヤに行くんだろうなと思ってこっちを
取りました。入厩後のゲート試験で「ゲートを潜って跳び出し騎手を振り落としたので
再度ゲートに入れるも、後ずさりしてゲートの後ろ扉を開ける」という不合格理由の満貫
をやらかしたのですが2回目の試験では合格もしたので。まともならNHKマイルカップ
狙えるでしょ。

牝馬1位 リアアメリア(父ディープインパクト 母リアアントニア)
逆に牝馬はこの1位を取れなければアウト!ロードカナロアディープインパクト
ガチガチに指名してやる!っていう意気込みでした。1/3のくじ引きに無事当選したので
ここから牝馬は伸び伸び指名出来た気がするけど、逆に伸び伸びしすぎたのでは?という
後悔も。

種牡馬 ラウダシオン(父リアルインパクト 母アンティフォナ
今年はエピファネイアキズナゴールドシップなどなど新種牡馬戦国世代なのですが
その中からリアルインパクト産駒を選びました。
リアルインパクト産駒はまとまりがあって筋肉ダルマみたいな馬体が多く、そのなかでも
関係各所からの評価が高いこの馬を。早い内にデビューできるのも強み。

非社台生産馬 クラヴァシュドール(父ハーツクライ 母パスオブドリームス)
馬主である山紫水明(所有馬:スマハマ、パクスアメリカーナなど)は今年この1頭しか
持ってないんですよね。おまけに関係深い中内田厩舎、ハーツクライなので長目の距離も
いける。取りましょうとなりました。
しかし今年はなんで下河辺牧場生産が大人気だったんですかね・・・

初仔 セクシーフェイス(父エピファネイア 母アイムオールレディセクシー)
このPOG最大の誤算。
本当は母キャレモンショコラ(父ロードカナロア)を指名したかったんです。すんごく。
母は短距離で底を見せないまま引退したのを知っているし、ロードカナロアとの初仔なら
絶対欲しいと思っていました。POGでも穴っぽい感じだったので一本釣りしようと
思っていたところまさかの乾燥もやしさんとの被り、そしてクジ敗北。
この時点で頭の中真っ白ですね。そのなかで必死に探してたどり着いたのがこの馬です。
中央競馬では今週末から新馬戦ですが、地方競馬ではもう新馬戦が始まっているので
まず産駒の走りを見ているところから選ぶことにして、そのなかで印象に残っていたのが
エピファネイア産駒。門別の能力検査でいい走りしてたんですよね。まあアイズオンユーの話なんですが。あとグリーンチャンネルの特番にも映像が出てたので。
これも早い内にデビューかなあと思っていたのですが「馬体は良いが、更なる充実と飼い食いを期待しての放牧」と先ほど情報が。あらー。

牡馬2位 ヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー 母マンデラ
股間のアレが細いので受胎率がよろしくないドリームジャーニーですが、それでも社台から
出て行かないのはこの馬がいるからなのではと思います。ちなみにドリームジャーニー
17年産駒はこの馬を含めて3頭しかいません。馬体も胴が長く、それなりに中距離もこなせ
そう。

牡馬3位 テイルウォーク(父マジェスティックウォリアー 母フラーティシャスミス)
ダート馬枠。これも新種牡馬というか、日本供用初年度のマジェスティックウォリアー
馬主界の大正義金子真人HDが1億で買ったときは「いやマジかよ」って思ってたけど
馬体見たら素晴らしい感じに育ちましたね。ダート馬だと母ヴィンカマヨール、
エスメラルディーナ
なども考えてたけどこれも他の産駒の走りなどを見て決めました。
マジェスティックウォリアー産駒は真面目に走りますね、ひょっとしたら
「長持ちするヘニーヒューズ」みたいになれるかも。

牡馬4位 オーシャンアイ(父Kitton's Joy、母Save Our Oceans)
○外枠。パカパカFが28万ギニーで落札しています。(パカパカの社長=ゴドルフィン
日本法人)去年指名したスポーカンテソーロ(父Scatt Daddy)がパッとしなかったので「Scatt DaddyがダメならKitton's Joyで攻めろ」の格言通り(そんなものはない)
指名しました。Kitton's Joyは母父としてもカレンブーケドールが当たりましたし、ね。

牡馬5位 ゴルコンダ(父ヴィクトワールピサ 母ゴレラ)
ヴィクトワールピサ欲しいな~って去年指名漏れしたのを思い出しました。兄弟を見ると
あんまり実績ないけど、ヴィクトワールピサの牡馬はデカいほうがいいと思っているし
デビューも6/9府中1800でレーンを予定という順調さで指名しました。
ヴィクトワールピサって牝馬のほうが走ってますが、そこをなんとかという感じですね。

牝馬2位 ブラウローゼン(父ロードカナロア 母ローザブランカ
ロードカナロアのなかでも狙われにくそうなところを。
いわゆる「薔薇一族」と呼ばれる牝系は昔から見守ってるところもあるし、繁殖実績としても何だかんだ言われつつ走ってるので。遅生まれなのでこの馬は秋見込みですかね。
あと母父クロフネって信用できると思います。

牝馬3位 オーサムゲイル(父キンシャサノキセキ 母シーズインクルーデッド)
17年産駒の評価が軒並み高いキンシャサノキセキシルクの募集馬でいかにもキンシャサって感じの力強い馬体で、秋デビュー見込みだけど短いところでメドが立てられそうなので
3位あたりでこういう指名が出来たらいいなあって思ってました。こっそり中京1400あたりを勝ち上がっていてほしい。

牝馬4位 フェルハール(父ダイワメジャー 母メジロアリス)
これもシルク募集馬。そしてレイクヴィラ枠。馬体も首が短めで筋肉の付きが良く、いかにもダイワメジャー。気の強さは相当あるようで新馬→小倉2歳とかいけると嬉しいですね。
赤本に載ってるけど青本に載ってない」上に「ノーザン育成の非ノーザン生産馬」
当てはまる馬でもあります。

牝馬5位 トロンビーノ(父ロードカナロア 母テイエムオーシャン
ロマン枠兼リアルダビスタです。母テイエムオーシャン最優秀2歳牝馬でありながらも
目立った産駒を出せずにいます(代表産駒が障害重賞2着のテイエムオペラドン)が
久々の牝馬、しかもロードカナロア安田隆行厩舎、育成はリアルダビスタでお世話になっているエクワインレーシング。エクワインレーシングはリアルダビスタ云々にしても
いい育成牧場だと思っています。専属獣医師が2人いて直線1000M坂路持ってるってなかなかないですよ。もうこの馬に関しては早期デビューとかそういうの関係無しに走ってくれという思いですね。

というわけで今回の指名を終えたわけですが、いやーなんか「そこそこいけるけど、そこそこにしか稼げない」みたいな感じだな~っていうのが最初の感想です。
でもリアアメリアがコケたらむせび泣きます。
指名を見てみると、八位さんがディープインパクトでガッチガチに固めてきたのと
対照的だなあって思いますが、この分散戦略がどう出るのかはわかりません。
散らせすぎなのかもしれません。
去年もPOGやって思ったんですが、あの馬もこの馬も・・・っていう悩みは尽きないですね。
生放送のノリと勢いと自分の決断力を信じるしかありません。
とにかく母キャレモンショコラを取られたのが辛かった・・・引きずりまくりでしたね。

あといろいろ「独自路線」って言うけど、シルクの馬けっこう指名してるしそんなに独自路線でもないのでは?独自路線って「ノーザン系が1頭だけ持ってるエスケンデレヤとか
「千葉セリ1番時計」とか東海ダービー馬の弟でセレクション2000万」とかでは?
(リストには入れてる)

まあ今年は去年以上にどうなるかわかりませんが、週末にはさっそく指名馬も走ることですし楽しんで行きましょう。願わくば地元の札幌開催で指名馬や人気だった馬を見られると嬉しいですね。