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私の心の限界が私の世界の限界である

KAKU-tail THE@TER for 765MILLIONSTARS!! に参加しました(作ったよ編)#KAKUtail

<前回の「作るまで編」はこちら


参加作の単品を公開しました。

さて、単品も上げることが出来たので作ったときの話をこまごまと書いていこうと思います。
前回の「作るまで編」では選曲と覚悟の話を書きました。
実際に腹が決まったのはクリスマスくらいですかねえ・・・。
とりあえずMVのキャプチャを撮ってBPMを合わせてみることにしました。
ちなみに携帯はiPhone 7Plus、MVキャプチャは「Reflector 3」というソフトを
使っています。このソフトだとiOSのAirPlay一発で繋がるので便利ですね。

その前に忘れてた。曲の幅を2分以内に収めないといけませんので、まずは音源編集です。
できれば2分いっぱい使いたかったのですが、どこをどうカットアップしても
収めることができなかったので1番サビをそのままラスサビと直結させました。
2番のラップが強烈だったので入れたかったんだけどなー。

で、いざ「これどうかなー」って合わせてみるとしっくりくるダンスがありません。
曲の内容的に「謝罪会見」というタイトルではありつつも、その実謝ってないのが
テーマですのでサビのダンスは「軽快さ」「飄々とした感じ」が欲しかったんです。
紆余曲折の末「チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!」のダンスがハマったときは
けっこういい感じに脳汁が出てきたので、ここで一気に構想を固めます。
脳汁は保存できないですからね。新鮮さが大事。
考えたのはこんな感じ。

・サビのダンスが軽いので、それ以外のダンスは重いやつ
 →「ラスト・アクトレス」のMVで莉緒の立ち位置を変えつつ5種類撮影

(特にこのあたりのシーンで全員切り替わって映るのは是非使いたかった)

・イントロでいかりや長介の「いい加減にしろ!」がサンプリングされてるので
 いかりや長介の実写素材を入れよう(結局あんまり気づいてる人いなかった)

(スクラッチに合わせて巻き戻ししたりノイズ合わせました)

・全体的に歌詞が強烈、特にサビ以外。なので積極的に文字をエフェクトで入れて
 サビになったらきちんとダンスシンクロさせていこう
 (ネタ満載ではなく、ダンスシンクロのようなガチ要素とのバランスを考えよう)

(重めの明朝フォントを、どすっと置く)

・「殺人 隠蔽 着服 暴行・・・」の歌詞に合わせて実写を入れよう

(実写だけだとつまんないのでピンクのかわいいフォントを入れました)

・スクラッチノイズの音もきちんと映像で表現させよう

(ブロックノイズやデータモッシュ感をあんまり出せないので今後要研究ですね)

・MVに出てくるDOTAMAの顔が気持ち悪いのでどっかで入れたい

(うまく差し込むことが出来たので満足です)

・「ツイートも炎上してねえぞ」でTwitterネタ突っ込もうか悩む

(結局やりませんでした)

・↑を受けて、せめて爆発エフェクト入れて「炎上じゃなくて爆発してるじゃねーか!」
 というネタを入れる

(結局誰からもツッコミがなかった)

これくらいのことを考えて素材探していざ製作。
あとはリズムや歌詞に合わせて切って貼って切って貼ってで仮組み
→場面転換やノイズ、文字などのエフェクトを乗せる
→全体の色調を整える
→微調整して完成
といういつものやり方です。
サビで使った「チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!」のダンスは
「せっかく長回しカメラなんだから速度調整だけで合わせよう」と思って
けっこう細かく調整しました。

製作中は「大変だなー」と思うことはあんまりなかったような気がします。
使うノイズエフェクトとか、どう見せるかで悩むことはけっこうあったけど。
むしろ動画素材を集めることが大変というか苦痛でした。
殺人事件や暴行事件のニュース動画を検索して「これ使えるかな」と見るのですが
「俺なんでニュース動画漁ってるんだろう」っていう暗い気持ちになったので
気分を落ち着かせるためにいかりや長介素材を集めながら見ることで心のバランスを
保っていました。

公開されたときは

「お前八位さんとか遠心力さんと一緒の枠かよ
 運営許せねえ肉を奢れいますぐ奢れ」


という気持ちでいっぱいでしたが、エゴサしてるとけっこう感触がよかったっぽいので
ほっとしました。「これで莉緒Pに刺されてもしょうがないな」って感じです。
正直なところお題消化でこの曲を見つけた時点で「いい動画にできるかもな」という
予感はあったのですが、ネタすぎずガチすぎずいい塩梅で作れました。
あと俺はこういう濃いめのスパイスが効いたのも作れるんだぞ、という自信にもなりました。
そういう意味で今回のカクテルはとても得るものが大きかったのですが
やはりこの作品を作る上で一番大事だったのは「やりきる覚悟」だったと言えるでしょう。
いやー覚悟を決めるってほんと大事。

あとこの作品は
「謝らない」
「むしろ煽るくらいの感じ」
で作ったので、枠全体を謝罪するべくあのセットリストの先頭に配置されたわけではない。
セットリストを組んだ主宰の心情を想像するに
「ごめんねー^^」
くらいの気持ちで配置したんではなかろうかと思っています。
なので自分も主宰に倣って(?)この言葉で締めさせていただきます。




「誠 に 申 し 訳 あ り ま せ ん 。」

お後がよろしいようで。